ガタロー式”未来投資”教育法 その4
第3回では英語の重要性について語りました。
今の小学生が社会に出る頃には、自動翻訳機の小型化+発達が目覚しく、
今ですら逐次通訳ならそこそこ使えるレベルのものがあるので、
2032にはピアスサイズの”同時”通訳機を耳につけたり、マイクロチップで頭に埋め込んだり
出来るレベルになるでしょう。
日常会話としての英語は不便ではなくなるので、通訳や英会話学校は廃れますが、
受験科目としてはなくならないので、早どりで小学校の内に中学英語は終わらせておくほうが
よいことを話しました。
また、これまでのタイトル「ガタロー式教育法」では、ガタローが考えた
「オリジナルな教育法」と思われてしまうので、
今回からは、必ず来るAI時代に対して今から子ども達に”未来投資”をするという意味で、
未来投資教育法としました。
さて第4回 今回は「数学の話」です。
数学は、英語とは逆です。つまり
英語は受験では必要だが、未来ではあまり必要でなくなるのに対して、
数学は受験では避けられるが、未来のビジネスにおいては必要です。
はっきり言います。
これからの時代は
「これから話すやり方で勉強していかないと、大学受験の時にとても苦労します。」
そして今の5~10歳くらいの子供が社会に出る頃(15年後)は
第1話で話したとおり、シンギュラリティの時代がやってきて
AIが個人の能力を上回る時代がくるので、
その時代に社会人としてうまく立ち回っていくことが難しいです。
すでに、センター試験の方針などでも打ち出されていますが、
これからは「自分で考える力」が要求されます。
これは、国語などが選択問題になるだけでなく、
当然数学もそうなります。
これまでのセンター試験は穴埋めでしたが、
徐々に「白紙の答案用紙」に自分で公式や解法を記述していくことになります。
そこでは、計算力はもちろんのこと、問題の読解力に加え、論理的思考力が必要になります。
つまり
答えを【自分で考えられる力】が必要です。
その為には、
「自分で学べる(自学自習)」、
「白紙に1から答えを整理して書ける能力」が必要です。
数学=計算力、の時代は終わって
数学=思考力 の時代です。
訓練をしていない小学生はこれ(自学自習と深く考えること)ができないので、
白紙を与えても、計算用紙くらいにしか使えません。
算数の解答用紙は答えは埋められますが、
記述式の回答は難しいです。
例)長い文章を読んで出題者の意図と前提条件を理解して
そこからどういう公式が必要か、判断して選択して、計算式を作る。
AI(人工知能)時代では、
この「考える力」を武器として戦っていかなくてはならず、
その為に必要なのはやはり、
「数学的思考(論理的思考)とプログラミング」です。
じゃあいまからどうすればいいかと言うと、
数学→ ・受験勉強では避けられるけど(要らない学科を選ぶ)、なるべく逃げない
・基本的な計算力と、自学自習の習慣をつける(公文)
・論理的思考力を鍛える訓練をする
プログラミング→できたら楽しみながら覚える、パソコンを早い段階で身近に置く
と言うことです。
あとは人間的魅力。
先にもふれましたが、
次世代社会人に必要な能力は、読み書きそろばんではなく、
1.人間力
2.論理的思考力
3.プログラミング力
実際、ガタローは子ども達へその機会を与え、取り組んでいます。
では実際に受験とかではどうしたらいいのかについては、
この次から述べていきます。
第4回は「やっぱり数学が大事」という話でした。