ガタロー式教育法【その3】
その3【英語未来における重要性】
【その2】では男子高、女子高それぞれのメリットについて話しました。
また、子育ては「未来投資」としてはどうせ塾にかかるコストが同じなのであれば、
小学校のうちから楽しんで先取り学習をさせてあげて、中学校での勉強の負担を軽くしてあげて、
余裕のできた心と時間で【次世代に必要な3つの能力】を育てたほうがいいことを話しました。
その3、では英語の未来における重要性とその教育法について話します。
みなさんは「ポケトーク」についてご存知ですか?
明石家さんまさんがCMしている小型の逐次翻訳機です。
日本語→英語、英語→日本語と多言語を翻訳してくれます。ちょっとした通訳を手もとにおいている感じですね。
https://www.youtube.com/watch?v=cd61AT4hX58
上のリンクをよかった見てください。(わりと驚くと思います)
AIなんて無く、グーグル翻訳も無かった2003年から15年で、これだけの進化しています。
現時点でこのレベルの技術がこれから加速度的にAIが進歩するこれから15年後の2032年
「プレシンギュラリティ」=AIが人間を超える時代になった時、
どれほど進化すると思いますか?
翻訳の速度はもちろん同時通訳並みになるでしょうし、
デバイス(装置)としても、耳の穴に入れるくらいに小さくなったり、めがねのツルの部分に収まるくらいの大きさになったり、ピアスの大きさになるかもしれません。
もしかしたら、マイクロチップみたいな大きさで簡易的な手術で耳の辺りに埋め込んで、骨伝道になったりとかなるかもしれませんね。
何が言いたいかと言うと、
「コミュニケーション手段」としての英語の重要性は下がると言うことです。
ただ、筆記言語(文字)としては、今よりもっと世界語になるので
「受験英語」としてはなくなりません。
つまり、通訳の仕事や、英会話学校、などはいらなくなるでしょうね。
先に言ったとおり、翻訳機の発達により英語は出来なくても全然支障ない未来が来ます。
ただ、「コミュニケーション」として楽しいのと「受験に必要」なので、依然として重要ではあります。
英語よりもずっと重要性が増してくるのはやはり「数学」です。
AIが人間の能力を超越してくる2032年以降では、人口知能と共存できるだけの能力が必要です。
あと13年。
22歳で社会に出るシステムが変わらないとすると、
将来の仕事を意識し始める今の小学校4~5年生とその親御さんがぴたりの世代です。
一生懸命勉強すれば、いい高校、いい大学、いい会社に入るという「思ったとおりの未来」には
いけると思いますが、その未来は13年後には今想像しているものとはまったく違っていますからね。
逆に言えば、
今から考えていかなければ、「現時点で想像できる未来」にしかたどりつきません。
人間は自分が思ったとおりにしかならないので。
未知の未来に生きる子供を育てるには、既知の子育てでは論理的に無理があるということですね。
とはいえ、何が起こるかは当然現時点ではわからないので、
何が起こってもいいように
・人間力
・論理的思考力
・プログラミング力
を鍛えておきたいのです。