ガタロー式教育法【その2】
その2【男子校で学ぶべきか、女子校で学ぶべきか】
【その1】では人工知能社会とおススメの学部について話しました。
僕たちの子供が社会人として世の中に出る頃には、
時代の前提が
2032年:プレシンギュラリティ=1人の人間よりAIの方が賢い。 2045年:シンギュラリティ=全人類よりAIの方が賢い。
だから読み書きそろばん、だけでなく【次世代3つの能力】を早いうちから
鍛えていくべきと言う話をしました。
【その2】では男子校と女子校か、共学か。それぞれの特徴を話します。
長くなりますが、後のほうで「塾と早期教育の比較」をしています。
「子育て長期投資」という意味では必見ですので、ぜひごらんください。
まず、男子校のほうがこの問題をシンプルに考えやすいです。
僕が日本で男子として教育を受けてきた実感から話すと、
同じレベルの学校(大学、高校問わず)を卒業して就職した場合、
理系の学部を卒業した(あるいは理系科目を得意としていた)方が、
給料レベルがやや高い傾向があります。
もちろん文系卒業で1千万プレーヤーはごろごろいるし、
卒業学部に関わらず、就職してからの学習、努力で理系卒の人より
多く稼いでいる人もいますが、少なくともモノづくりに関わる会社では
理系技術者(経理など数字を扱う部署も含む)の方が、多くもらえる傾向があります。
これは、普通に就職活動して日本の会社に入った場合は実感しにくいのですが、
キャリアアップのために転職活動をすると、その条件で如実に現れます。
英語能力TOEIC850点、英語によるビジネスコミュニケーションが流暢にできる営業職と、
英語能力TOEIC850点、英語コミュニケーションはそこそこだけど、建築、機械、プログラミングなど
理系専門の知識がある場合では、オファー(会社側からの金額提示)が200~300万変わってきます。
そしてこの理系優位の社会は人工知能社会が訪れても変わりません。
親としては好き嫌い、得意苦手だけでなく、そういった社会の傾向も含めて
文理選択のアドバスをしてあげたいものです。
さて、教育機関についてですが、最初の話題から。
●男子校・女子校・共学のタイミング
東大進学率No.1の開成や灘などの超進学校を除いて、
男子は高校生から
女子は大学生から共学が望ましいです。
※あくまでおススメで、あって「男子は男子高、女子は女子高」と
断言しているわけでないので注意してください。もちろんずっと共学でもかまいません。
男子高の場合は女子が苦手になる場合があります。
だからよほどの場合を除いて、高校からは共学がおススメです。
女子高については、女子高出身でも大学が共学ならOK。
でも、女子中、女子高、女子大だと、知識と共にアイデンティティ(自己)が確立
しきってから、男性と距離を縮めるのが難しい場合があるかもしれません。
大学で恋人が出来ない場合は社会人になってから、作ればいいのですが、
(出会い系アプリや、日々の生活のなかで、ナンパまがいのきっかけを含めて)
基本的には自分で動き、そういう環境(異性とお近づきになる場)に身を投じなければなりません。
社会人の出会いは自分で作るものなので、
積極的に自分から探しに行かない・行けない場合は、職場恋愛が多くなります。
というよりも、22~24で就職して仕事を覚えるのに必死でなかなか時間が取れない中では、
異性と懇意になるのはやはり職場だということです(同じ仕事で価値観も近いため、共感しやすい)。
ということで、
学生のうちに彼氏、彼女が出来たほうがいいのですが、
その準備は男だと高校から、女子だと大学からならスムーズにいけるでしょう。
男子高出身でも、受験に勝てば大学からでもやり直せる場合と、そうでない場合があります(笑)
超進学校→いい大学(まだモテるとは限らない)→いい会社・あるいは起業(ある程度モテる)
といった具合に、”ある程度”は取り戻せます。(医学部なら学生からモテる)。
※失った次代が取り戻せる訳ではないが、トータルとしてまぁまぁな人生じゃないかな
というぐらいです。
別に男子高を決してディスるつもりで言っている訳ではありません。
あくまで、エリートコースとして選ぶという選択肢(かなりイバラの道ですが)はありますが、
それ以外の高校でわざわざ男子高を選ぶのは、トータルで見てメリットが無いです。
人間には基本的に男女2種類しかなく、それぞれ考え方がまったく違うのに、
多感な16~18の年代を女性の考え方・価値観を取り入れる機会を遮断するのは
論理的思考能力の発達の過程においても機会損失も甚だしいです。
(何より華のない高校生活は辛い。。。)
一方で女子は高校卒業まで女子校の方がトータルで見て、メリットが多いです。
もちろん、男子高と同じ論理で男性の価値観に触れる機会が少ないというデメリットは
ありますが、
何より、女子しか居ないので共学ではなんとなく、自然は雰囲気として
男の子が勤めているリーダー的な役割をすべて女子がやらなくてはいけません。
生徒会長、委員会委員長、応援団長、クラスリーダーはもちろんのこと、
力仕事や、大工仕事、共学では「俺がやるよ」と男の子が言ってやってくれる仕事や、
男子の意見が優位になりがちなイベントとかも、全て女子だけの決断で行います。
、いや、むしろ「行うことができます」と言ったほうがいいですね。
私も男子ですが、我ながら高校生男子はやはり「まだ子供」です。
そして高校時代はやはり女子の方が面白くても理に適った判断をします。
(ノリだけで「楽しければオッケー、イェーイ!」が少ない)。
つまり、男性の価値観情報は少なくなるが、
「女性だけの自立した環境で活動することにより、総合的に成長する機会がある。」
ということです。
とはいえ、女子高は私立だけで選択肢が少なく、誰もが選べるわけではないので、
たいていの人は共学を選ぶことになると思います。
それならやっぱり友達のレベルが平均的に良くなる、進学校にいかせたい。
という結論になり、たいていの人は中学から塾に通うことになるのです。
●早期教育のメリット「子育てを長期の投資と考える」
子供が未就学児、小学校のうちの親御さんは中学の塾のことなど考えないでしょうが、
今の塾の費用は5教科しっかりやろうと思うと【4万円/月】必要です。
中学3年間で、
入塾金 :1~5万
授業料 :33ヶ月として132万円
夏期講習・冬期講習 :18万円(一回3万x6回)
テキスト代 :15~30万 (年5~10万)
トータルで165~185万円 【平均175万円】
遅かれ早かれ、これだけの教育費ををかけることになります。
頑張るのは子供自身ですが、私が思う親が子供のためにしてあげられるのは、
「同じコストをかけるのであれば早期に効率よくかけてあげる」ことです。
中学校からよーいドンではなく、
先取り学習のできる公文で「国数英は小学校のうちに高校教材まで修了」させて、
中学では、暗記中心理科と社会だけにしての負担を軽くしてあげるのです。
公文は小学生で1教科7000円x3=21,000月
これが年長さん(6歳)から小学校6年生までの7年間で84ヶ月で
【176.4万円】
つまり、かかる投資コストは同じです。
それどころか子供にとってのリターン(メリット)の方が多い。
・中学の塾は「点を取るために行かなくてはならないので、苦痛になりがち」なのに対し、
早期教育は、「楽しんで自分の学年より先の勉強ができる」
・子供が高学年で、十分学力がありその気になったら「中学受験の選択肢」も与えて上げられる。
・中学校で負担が少ないので伸び伸び部活や好きな学習ができる。
ガタローはここで【次世代3つの能力】を伸ばす機会を与えるつもりです。
(子供がなにか見つけてくればそれでもいい)
【ガタロー式教育方針】
・男子は高校から共学、女子は大学から共学でもいい。
・AI社会でも理系優位なので、
・中学で塾に行かせる費用を考えるのなら、小学校のうちにその分投資して
【学力を先取り】させてあげることで、子どもの負担を軽くし、なおかつ
中学でやりたいことのために時間を取れるようにしてあげる。
ガタローはこれを
「子育て未来投資」と考えています。
親のコスト「教育費」は同じでも、子供へのリターンはハカリシレナイ!